【50代からの終活】これまでの人生の棚卸しとこれからの目標設定のすすめ

50代という節目は、過去の経験を振り返りながらこれからの自身の方向性を見つける重要な時期です。この段階で、これまでの人生の棚卸しとこれからの目標設定をすることは、実は終活と密接に結びついており、終活は充実した人生を「総括」する鍵となります。

そこで今回は、これまでの人生の棚卸しと、これからの目標設定について、具体的な方法をまとめてみました。

人生の棚卸しをする上でおすすめしたい3つの方法

これまでの達成感を味わうことは、50代からの新たなスタートを切る上で大きな影響を持ちます。まずは、自分自身のこれまでの棚卸しから実施してみましょう。

棚卸しの方法として、「人生曲線」を書くことをお勧めします。

人生曲線を書くメリットと気を付けたいポイント

人生曲線は@モチベーション曲線」や「自分史」とも言います。一般的な書き方は、横軸に時間軸、左に生まれたときを、右に現在を置きます。縦軸は幸福度や充実度の上がり下がりです。縦軸の上が福度や充実度が上がったときで下が下がったときになります。

人生曲線を書くことで、自分の人生を俯瞰してみることができ、自分の今までの価値観や行動の癖を改めて認識することができます。

人生曲線を書く際に、気を付けたいポイントは以下の通りです。

  • ・グラフの上がり下がりは少し大げさに書いて、客観的に見てわかりやすくする。
  • ・世間的な部分を気にせず、絶対評価(主観)で記載する。
  • ・物事をどのように選択してきたか、なぜその選択に至ったのかを記載する。
  • ・どんなことに喜びを感じるのか、どんな状況が心地よいのか記載する。
  • ・どうやって悪い状況から抜け出し、克服してきたのかを記載する。

いかがでしょうか。一度、しっかり時間を使って棚卸しをしてみることをおすすめします。

これからの目標設定

これまでの人生の棚卸しをもとに、これからの人生の目標設定をしてみましょう。スキルや趣味の深化、新しい体験への挑戦など、個人が成し遂げたいことを具体的に明確にすることで、自己肯定感を高めたり、自己実現の時間を投資したりすることができます。

  • 新たなスキルの習得:50代で新しいスキルを習得することは、個人の成就感を高める一つの方法です。最近でも、「リスキリング」という言葉が話題になりました。リスキリングとは、「新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くこと」例えば、講師業やライティング、プログラミングなど、これまで挑戦してみたかった分野にチャレンジすることで、自己成長を感じることができます。
  • 新たな体験:人生の後半に入る50代から、世界各地への旅行や新たな体験を始めてみることもよいでしょう。異文化に触れたり、日常を忘れてワークショップや体験レッスンに参加したりすることで、自分自身と向き合う機会を得ることができます。
  • 趣味やアクティビティの深化:これまでの趣味やアクティビティを深めることも成就感を生み出す要因です。例えば、ガーデニング、写真、スポーツなど、自身の趣味を深めることで、達成感を味わうことができます。

終活との関連性

これらの活動は、終活とも共通しており、自身の人生における価値観や意味を振り返る一環となります。

終活では、遺言の整備や生前整理など、自分の人生の棚卸しに取り組むことになります。これらの活動を通じて、これまでの自身の人生における満足感や充実感を感じることができ、これからの目標設定を行うことができます。

まとめ

総じて、これまでの人生の棚卸しとこれからの目標設定をすることは、50代という新たな人生のフェーズにおいても重要な指針となります。個人の成し遂げたいことを明確にし、その目標を通じて自己成長や達成感を感じることで、充実した人生を締めくくることができるでしょう。これからの人生を豊かにし、終活を通じて自己実現を追求してみましょう。

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この記事を書いた人(藤井)

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QLテクノロジーズ編集部
藤井
福岡県福岡市出身。九州大学経済学部卒業。WEBマーケター、ライター。

自動車やサービス業、ITなどの事業会社で主にマーケティングに携わる。

現在は主にWEB広告運用やライティングなどのWEBマーケティング業務に従事。1児の母。

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