年末年始の帰省は、家族が一堂に集まる特別な時期であり、親との大切な話し合いの機会でもあります。病気や介護、葬儀、お墓、そして遺産…これらは、終活に関する大切なポイントです。しかし、なかなか口に出しにくいテーマでもあります。
本記事では、年末年始の間に家族と一緒に話し合いたい終活の重要なポイントについてまとめています。親に対してどんなことを伝え、話し合うべきなのか。その準備やアプローチ方法についても考えていきます。年末年始、久しぶりに家族がそろうこの機会に終活についての話し合いを進めてみませんか。
1.会話の準備とアプローチ方法
終活の話し合いをする際には、開かれた雰囲気をつくることが重要です。親にも事前準備をしてもらっておいた方が話し合いが円滑に進むことが予想されますので、終活の話をしておきたいということを、前もってメールなどで知らせておくことことをおすすめします。
確認項目が多すぎるとお互いに疲弊してしまうため、少しずつ話し合いを進めることを前提に、まえもって確認しておきたいことを整理しておきましょう。
また、話し合いの場では冷静で落ち着いた状態で話し合いを進めることが重要です。聞き手に回ることに徹して相手の意見や思いをしっかりと聞き、理解する姿勢を持ちましょう。何か分からないことや不安なことがあれば、遠慮せずに質問して、自身が確認したいと思っていたことを払拭していきましょう。
2.親に伝えておきたいこと
自分の考えや状況を正直に伝えることは、終活の話し合いの第一歩です。特に病気や介護の状況は、家族が共有するべき情報です。親に対して、自分がどのような状況にあるのか、親はどのような支援が必要だと思っているのか、などを話し合いましょう。
また、葬儀やお墓に関しても確認しておきましょう。親が希望する形の葬儀やお墓、それに関する思いを確認しておくことで、本人の希望を尊重する形で最期の時間を過ごすことができます。
3.資産の確認
資産に関する話し合いは、家族の中での信頼関係を築くためにも重要です。遺言書を作成することを薦め、親が公表して問題ないと判断した場合はそれに含まれる内容を確認しましょう。
遺言書は、財産や財産分与に関する指示を明確にするものです。相続に関する知識も共有することで、将来のトラブルを予防することができます。遺言書作成の重要性や、そのステップについてあらかじめご自身でも調べていただき、親と情報共有することをお勧めします。
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4.まとめ
年末年始の間に家族と一緒に終活の話し合いを進めることで、将来の不安を解消し、家族間の絆を深めることができます。この特別な時期に、ぜひとも終活の重要なポイントを家族と一緒に話し合いませんか。